12 December 2010

信濃探訪 : 足長神社

足長神社
(長野県諏訪市四賀普門寺御鎮座)

手長神社を紹介したのだから、話の流れで足長神社について。
(実は2日目に参拝しました☆)

平安時代の初めに書かれた全国町名一覧ともいうべき、「和名類聚抄」に、信州國諏訪郡の上諏訪周辺一帯を桑原郷呼んでいた。
桑原郷は、上下に分かれており、上桑原に足長神社、下桑原に手長神社が祀られている。

手長神社と異なり、桑原城跡の山腹に鎮座しているだけあって、
険しい山道を登らなくてはいけない。

ここ足長神社も、諏訪大社上社の末社で、さらに上桑原郡の産土神として古くから祀られてきた。
御祭神は脚摩乳神(足名椎命・・・アシナヅチ)で、クシナダ姫の父親。

伝承で、『手長足長』は諏訪明神の家来とされており、手長と足長の夫婦人組の神といわれている。
また社記によれば、当初、ここに足長・手長両神が祀られていたが、手長神は、下桑原へ分祭され、荻で屋根を葺いていたので、「荻の宮」と呼ばれていたという。

そして口頭伝承によれば、足長神は手長神を背負って諏訪湖で貝や魚をとったといい、また大きな長 いわらじを奉納すれば足長神が旅の安全を守ってくれるという。

境内から見た上諏訪(諏訪湖)の風景。

数百年前は建物など殆ど存在せず、諏訪湖と日本アルプスの見事な景色を眺めることができたのであろう。

旅人が足休めをして、その先の旅の安全を、
ここ足長神社で祈願した心情がなんとなく理解できた。

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