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Showing posts from September, 2012

北アルプス 常念山脈大縦走 大天井岳~燕岳

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Day2-3 北アルプス表銀座を逆走してみた。

前回 横道岳~大天井岳 Link⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2012/09/blog-post_25.html

日本アルプス表銀座とは、燕岳から大天井岳を経由して、 槍ヶ岳の裾野である東鎌尾根に抜けるルート。 しかし、諸般(?)の事情で、逆走することになってしまいました。
写真は小休憩させて頂いた大天荘。 天ぷら、マジでうまかった~。
大天井岳から一気に下りると、切通岩という「難所」がある・・・ といっても、ちょっとしたハシゴと鎖場があるので大したことありません。
しかし、小生が切通岩に差し掛かると、 おばさん一行の1人が岩で立ち往生・・・。 前後(特に大天井岳へ向かう方)が渋滞してしまいました。
無事切通岩を通過し、ふと背後に目を遣ると大天井岳の雄姿。 近くにはコマクサの群生地もありました。
しかし、疲労が蓄積してきた・・・。
通称、「大下り」と呼ばれる地点の近く(だと思う) 稜線を境に雲海が延々と広がっている。
途中、稜線の右側に入りましたが、 視界ゼロでビビリました。
雲がうねりを上げるように湧き立ってきた。 まるで空中散歩をしているかのよう。
とても幻想的な風景に感動。
花崗岩が露出している場所が多くなり、 山の雰囲気も変化してきた。 写真は蛙岩(げいろいわ)と呼ばれる地点。
数多くの奇石や巨石がある名所だったが、疲れのせいで堪能できず・・・。 (写真もあまり良いのが撮れていなかった)
疲れのピークに差し掛かったとき、 途中、再び雷鳥に遭遇。
小生の前をトコトコと歩き、目的地の近くまで先導してくれました!
そんなこんなで、ようやく目的地の燕山荘に到着。 夕暮れ前に到着してよかったー、 と安堵の気持ちでいっぱいになる。
小生は疲れ(と、山荘の人の多さ)にダウン。。。さっさと眠りにつきましたとさ。
北アルプス表銀座は、一部キツイ登りがあったように思いましたが、 全体的に緩やかで、心地良い「稜線さんぽ」だったと思います。 (燕岳方面から歩めば、の話ですが)


次回は、燕岳~中房温泉です。
燕岳登山~合戦尾根 Link⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2012/10/blog-post.html

北アルプス 常念山脈大縦走 横道岳~大天井岳

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Day2-2 常念小屋~横道岳~東天井岳~大天井岳

前回 常念岳登頂 Link⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2012/09/blog-post_22.html

常念岳から下山して横道岳~大天井岳~燕岳へと向かう。 上の写真の右手前が横道岳で、稜線伝いに登山しました。 清々しい快晴かと思いきや・・・
横道岳に向かう間は、濃霧がかかっていて眺望ゼロ。 しばらく縦走したところで、ようやくガスが晴れてきたのでパシャリ。
天気は残念だけど、悪ければ悪いなりに色々と愉しめる。 例えば、天然記念物の雷鳥の親子や、
北アルプスを代表する花、コマクサの群生地に 心安らいだり・・・
・・・と思ったら、野生のクマー!
山を駆け上がるクマを目の前にして、 かなり涙目になりました。 ちなみに、クマに追いかけられたら逃げることは困難です。
(モーレツなスピードで山を走りますよ。)
東天井岳山頂沿いの雪渓を越えると・・・
北アルプスの美しい稜線が一望!! いやー、疲れも吹っ飛びます。 ちなみに、この辺りでちょっとした事件もありましたが、それは割愛。
大天井岳を目指してひたすら登る。 尾根の西側は眺望が広がっているのに対し、 東側は濃いガスに包まれている。
ようやく、大天井岳の山頂が見えてきた。 雄大で美麗な山容にパートナーもご満悦。 ちなみに「おてんじょうだけ」と呼びます。
大天荘にリュックを預けて、いざ頂上へ。 (約10分弱)
槍先が少しガスがかっていて残念ですが、 北アルプスを一望できる風景に感動しました。
登頂のご褒美は、山荘での昼食。
天ぷらうどんの天ぷらは、 ジューシーでボリュームたっぷり! 登山以上に(!?)、揚げたての天ぷらに大満足した小生でした。

次回は、日本アルプスの表銀座を進め!の巻です。
大天井岳~燕岳 Link⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2012/09/blog-post_29.html

北アルプス 常念山脈大縦走 常念岳

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Day2-1 日本百名山 常念岳

前回 一の沢~常念小屋 Link⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2012/09/blog-post_20.html

常念小屋で一泊し、朝を迎える。 激しく振った雨は止み、ガスも晴れてきた。
常念乗越から望む御来光。 いやー、とても綺麗だ。
そして小屋のテラスから一望できる槍ヶ岳! 紅く染まっていて実にかっこいい!!
朝食を早々に済ませて、第一の目標・常念岳を登ってみました。
西からガスが流れ込んできて、常念小屋の頭上を通過している。 風の通り道なのかな?
そして雲海の先に見える槍ヶ岳をパシャリ。 実にかっこいい山容です。
さて、常念岳は標高2857mで「日本百名山」のひとつ。 ピラミッド型の円錐形を持つ美しい山容で、 北アルプスでも人気のある山のひとつです。
小屋から登ること約1時間で山頂に到着。 眼下に雲海が広がっていて、とても幻想的です。

ちなみに祠は松本城鎮守・岡宮神社が奉ったもので、
大山祇命と健御名方神が御祭神という。
山頂から見た穂高連峰。 まるで、雲海に浮かぶ洋上の島のような佇まい。 汗をかかないと拝むことのできない絶景です☆

折角なので、北アルプスのパノラマ写真を作ってみました♪

左より・・・
穂高連峰~大キレット~南岳~中岳~大喰岳~槍ヶ岳~北鎌尾根

槍ヶ岳登頂と美しい常念岳の山容については、以下のリンクにて☆
Link:槍ヶ岳登山行
前日雨が降ったせいか、この日の空気はとても澄んでいて、 富士山や立山連峰なども見ることができました。
そして下山開始数十分経過したところで、
常念岳はすっかり霧の中・・・。
山の天候の変り様を実感することができた登山でした。

次回は、横道岳~大天井岳 の巻です。
横道岳~大天井岳 Link⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2012/09/blog-post_25.html

北アルプス 常念山脈大縦走 一の沢~常念乗越

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Day1 一の沢~常念乗越

より大きな地図で 常念岳-大天井岳-燕岳 縦走2012-07 を表示

先日、北アルプスのランドマーク、穂高連峰~槍ヶ岳が一望できる常念岳~大天井岳~燕岳を3日かけて縦走してきました。
総踏破距離:約25.4㎞ 高低差:約1700メートル (最高点:2922m-1260m)の登山行でしたー。

当初の予定だと、燕岳から左回りで常念岳に向かう予定でしたが、訳あって、一の沢から常念岳へ向かうことに。

実はスタート前に大波乱がありまして・・・。
「ムーンライトしなの」号という夜行列車に乗って、早朝に穂高着という予定でしたが、何と乗換駅で時間を忘れる程、酒を飲んでしまい、列車を見事に乗り過ごしてしまったという大失態・・・。 

仕方なく乗換駅だった立川駅のインターネット・カフェで一泊し、翌朝の始発電車から鈍行を乗り継ぎ、スタート地点に着いたのが、午前10時半ごろ・・・(苦笑)
燕岳入口の中房温泉だと、数時間バスを待つ必要があったので、急遽変更となりました。

JR穂高駅からタクシーで約30分(料金は5000円)
スタート地点の一の沢登山口は、標高1260メートル。
ここから沢沿いの緩やかな勾配をハイキング。

ガスがかっていて、雨も降ったり止んだりという、いささか残念な天候。
ズンズンと沢を登っていくと・・・。

胸突八丁と呼ばれる急坂に差し掛かる。
といっても、比較的登山道も整備されていて安全です。

そして、ゴロゴロ転がる山道を登っていくと、最終水場。
つづら折りの山道が続き、樹林帯の中なので視界も眺望も殆どない・・・。

やっとこさ、常念小屋のある常念乗越に到着。

山小屋で荷を降ろすと、バケツをひっくり返したような大雨。
登山中じゃなくてよかったと思うと同時に、翌日以降の山行に不安が・・・。

次回は、常念岳登頂です。
Link⇒http://travelog-jpn.blogspot.jp/2012/09/blog-post_22.html


北アルプスの社 信濃国三之宮 沙田神社

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沙田神社
(長野県松本市島立三ノ宮3316鎮座)

沙田神社(いさごだじんじゃ)は、松本市の西側三ノ宮の集落に位置する神社。
参道は近くを流れる奈良井川から一直線に伸び、本殿も奈良井川を眺めるかのように、東向きに鎮座している。

本神社は延喜式神名帳にて、信濃国筑摩郡沙田神社に比定されており、信濃国三之宮ともされている。
住宅地に囲まれているが、参道は長く伸びており、境内の雰囲気もとても落ち着く。

本神社の旧社地は波田村地籍鷺沢嶽(現:松本市波田町)という地だった。
波田町鷺沢は梓川の南側にある白山の麓に位置しており、現在はその地に奥社が鎮座している。



御祭神は彦火々見尊、豊玉姫命、沙土煮命三柱の神を祀るが、主祭神は豊玉姫命とのこと。
沙土煮命とは神代七代の神で、泥土煮尊の妻神。
(古事記では、須比智迩神)
土を煮て沙(砂)が出たという御名から「製塩の神様」と言われているらしい。

信州三之宮式内 沙田神社略記
沙田神社
祭神
彦火々見尊 (ひこほでみのみこと)
豊玉姫命 (とよたまひめのみこと)
沙土煮命 (すいじにのみこと)

由緒
孝徳天皇の御代、大化五年六月二十八日(西暦649年)、この国の国司が勅命を奉じ初めて勧請し、幣帛を捧げて以て祭祀した。
その後、大同年間(806~810)に坂上田村麻呂が有明山の妖賊(八面大王)征伐にあたり、『本社の御神力の効する所なり』として国司とともに社殿を造営する。
文徳天皇の仁寿元年(851)勅評を蒙って社殿の造営があり、同三年二条大納言有季を勅使として神位を賜る。

その後、元享正中の交(1324年頃)天下は南北朝時代に入り、蝦夷大乱などもあり大いに乱れ、当社も遂に本殿を除く建物が悉く焼失してしまった為、現在地の島立右近に神社を遷座した。

以降、代々の領主のみならず、松本城主小笠原政長からは実に七十余町を寄附し神領として七十石を給せられ、更に歴代の城主より篤く奉られ、松本城裏鬼門の守護神とされた。

明治五年郷社に列し、明治三十四年県社に昇格。
同四十年神饌幣帛料供進に指定せられ、大正四年農林大臣早速整爾鉄道大臣仙石 貢閣下等を始め中央地方の名士の寄進により石玉垣が建設された。

昭和二年には 東筑摩郡波田村地籍波多国有林十五町歩の縁故特売を以って社有地となるも 昭和二十二年農地改革により開放となる。

尚、波田村地籍鷺沢嶽に鎮座する奥…

北アルプスの社 有明山社

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有明山社
(長野県北安曇郡松川村西原鎮座)

前回の有明山神社は穂高町に鎮座していたが、今回の有明山社は松川村に鎮座する社。
有明山神社参拝時に、カーナビの地図でこの神社の存在を知り、少し気になったので参拝してみた。

境内に入ると、有明山神社に勝るとも劣らない神々しい雰囲気。

御祭神は天鈿女命で、安曇野の民が有明山の神戸原にある『鳥奴(とりやっこ)』を『拝み』の地として祀ったのが始まり。その後、江戸時代に現在地に遷座したという。
山を見ることで天候を知り、山にかかる夕日の位置などで暦を知り、山に棲む神に畏れ感謝するというような原始的信仰だったのであろう。

神奈備である有明山頂は、北岳・中岳・南岳の三つのピークから成り、北岳には寛政二年(1790)に松川村の有明山社奥宮が建立され、中岳と南岳には穂高町の有明山神社奥宮の祠が祀られているらしい。

有明山社
祭神 天鈿女命、天児屋根命、建御名方命、保食神

標高2268メートルの有明山(信濃富士)は、北アルプスでは前山的な峯であるが、村里近く聳える圧倒的な存在感と、雄偉なその山容から、古代より山体そのものを神として崇敬する信仰が生まれており、松川村や周辺の村々には、この山の神を祀り遥拝する『拝み』といわれる場所が、いくつかもうけられていた。
有明山社の南方800メートル神戸原扇状地の扇央にある「鳥奴」の地もそのひとつであった。

当神社の由緒は深く、大同二年(807)坂上田村麻呂が八面大王を征伐した際、武運長久を祈願し宝剣を奉納したことが、江戸時代松本藩編纂による「信府統記」に記されている。

江戸時代初期の寛永十四年(1637)、松川村の郷士・白沢惣兵衛は百間四方の地を社地として寄進し、鳥奴より勧請した神の社を建立したのが、明治維新後に有明山社と改称した有明山大権現社の始まりである。そして寛政二年(1790)には、この宮を里宮とする奥宮が有明山頂に建立された。
有明山社には神社開創時の棟札をはじめ、神社の歴史を物語る二十六枚の棟札が所蔵され、貴重な歴史資料として村の文化財に指定されている。
(境内案内板より)

因みに、安曇野には天鈿女命を祀る社が多く、JR大糸線・北細野駅周辺には全国的にも珍しい天鈿女命のみを祀る鈿女神社があり、昭和初期まで『おかめさま』詣として非常に賑わっていたという。
(北細野駅の旧名は「おかめ前」駅という名…