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沖縄久高島巡礼 神聖なる井泉 ヤグルガー(ヤグル川)

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イシキ浜やシマーシなど、久高島東側の海岸を中心に巡っていたが、今回は島の西側にあるヤグルガーと呼ばれる井泉を巡ってみました。

久高島には現在こそ本島からのパイプラインによって水や電気が供給されているが、かつては島の西海岸に点在している「ガー」という井泉によって生活していたといわれ、水はとても貴重なものでした。
但し、ここヤグルガーの場合は、祭祀の際の神聖な禊場として現在でも使用されています。

前回紹介したフボー御嶽から少し南下した所に小さな看板がたっています。
ちなみに、島の周遊地には写真のような看板がたっているので、とても巡りやすかったでした!

小道を進んでいくと、朝日に照らされ赤く染まった木々の先に青い海が広がっております。
とてもわくわくしてしまう景色です。

そして海辺へ。
オーシャンブルーの海がとても美しい!

階段を下りていくと、岩場があり、杓子置きと賽銭箱(?)のようなものが置かれていました。
ここでは祭祀の際、神女(タマガエー)がここの水で身を清めていたとされている神聖なる泉です。

昔は階段やコンクリートの踊り場もなく、神女達は足場の悪い岩をつたってここに降りて祈願されていたのでしょう。

ヤグルガーは久高島の五穀起源神話ゆかりの地でもあり、伊敷浜に漂っていた五穀の入った壺を取るために、ここのヤグルガーで禊をしたとされております。

詳細は・・・
沖縄久高島巡礼 伊敷浜 神々が来訪する聖なる浜(Link)

この地を訪れたときは潮が満ちていたので荒々しい岩礁の風景でしたが、干潮時になると、白い砂浜とイノー(礁湖)が広がる幻想的な風景らしいです。

また、青い海の先には沖縄本島がくっきりと見ることができます。

久高島の東側は生命が生まれる地であり、ニライカナイ来訪の地であるのに対して、こちら西側はティラバンダ~太陽が沈んでいく断崖の地であるとされ、かつての風葬地だったらしく、その風習は1960年代頃まで続いていた。

この話を読んで、久高島の東を通る黒潮の先にある紀州熊野の『花の窟』をふと思い起こしてしまいました。
古来よりきっと、南方から繋がっていたのだろうな。

紀州熊野を巡る 花窟神社 イザナミが葬られた巨巌の墓所
(Link)

次回は、ようやく久高島最終話。
久高島の北端に向かいます!!

沖縄久高島巡礼 シマーシとアグル嶽

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久高島の聖なる浜・イシキ浜からさらに北にいくと、『シマーシ』と呼ばれる浜があります。

入口から入るとちょっとゴツゴツした珊瑚岩、その近くにはアグル嶽と呼ばれる御嶽があります。

アグル嶽から海岸を望む。
まるで一本道かのように海岸へ繋がっています。

御嶽の反対側に進むと、これまたゴツゴツとした岩が砂浜に張り出しています。

久高島の東側は南北に、イノー(礁湖)と呼ばれる珊瑚礁の遠浅の海が広がっており、その広さは島の陸地に匹敵するといい、このイノーは干潮になると、人が歩ける程の浅瀬の海となります。

浅瀬の海(イノー)には小魚が泳ぎ、タコや貝などが容易に採ることができ、今でもシマの生活を支えています。

そして、ここには二千年前のものとされる貝塚があり、煮沸用容器や大量の魚骨、貝類、加工品などが出土したらしいです。(残念ながら、そこは未確認です・・・)

これらの岩にも、たくさんの貝類がついてて、眺めてみたりツンツンして遊んだりしていました(笑)

次回は、島の西側にある『禊場』についてです。

沖縄久高島巡礼 伊敷浜 神々が来訪する聖なる浜

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沖縄最高の聖地~フボー御嶽で新年のご挨拶をした後、宿で朝食をとり(「新年」だったからか、御雑煮でした^^)、再びイシキ浜(伊敷浜)へ。

しつこいようですが、伊敷浜の初日の出のリンクは以下です。
「神の島」久高島(沖縄)で拝んだ初日の出(Link)

東海岸沿いの農道を進んでいくと、「イシキ浜」の小さな看板と小道があります。
熱帯植物であるモンパノキの木々の間に走る道を進んでいくと、イシキ浜という海岸に出ることができます。
このイシキ浜は、海の彼方にあるニライカナイからの来訪神が島に訪れるときに神船を停泊する場所とされています。

また、神聖なる浜ですので、遊泳は禁止とのこと。

海浜に出る小道の脇に、白い自然石が置かれた広場があります。
ここがニラーハラーの最高神の一神『東リ大主(アガリウプヌシ)』の神職者が司る御嶽であるとのことで、1713年、首里王府が編集した「琉球国由来記」にも記載されています。

現在もきれいに手入れされている聖地。
久高島の人々だけでなく、琉球王府もこの小さな島を神聖なものとして扱っていたことがよく分かります。

さて、モンパノキの並木道を抜けると白砂の海岸が広がっています。
そして、水平線の彼方は原郷とされているニラーハラー(ニライカナイ)が。

ニラーハラーとは「原郷の地」という意味で、豊穣や生命の源であり、神のいる地とされている異界のこと。年初にはニライカナイから神がやってきて豊穣をもたらし、年末にまた帰るとされ、生者の魂もニライカナイより来て、死者の魂はニライカナイに去ると考えられています。

その意味あいは、日本本土でいうところの「常世国」、「根の国」のようなものらしいです。

神々の船が停泊して島に上陸するとされる聖なる浜であるイシキ浜。
他にも穀物起源神話の舞台地でもあります。

昔大里家にシマリバー(女)とアカツミー(男)が住んでいました。
ある日、アカツミーはイシキ浜で漁をしていたところ、沖の方から白い壺が流れてきた。
アカツミーは壺を拾おうとするが、沖に戻されてなかなか取れないので、アカツミーはそのことをシマリバー相談しましました。

シマリバーは、『まずヤグルガー(井泉)で身を浄めて白い着物を着て挑めば白い壺は取れる』と、教えてくれました。

アカツミーはその教えどおりにして再びイシキ浜に行き、取ってみることにしました。
そると、先程…

沖縄久高島巡礼 フボー(クボー)御嶽 琉球最高の聖域

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念願の初日の出を伊敷浜から拝んだ後、「新年」の御挨拶をするためにフボー(クボー)御嶽(ウプウガミ)へ向かいました。

「神の島」久高島(沖縄)で拝んだ初日の出 (リンク)

久高島の御嶽は、現集落の北にあり、彼らの祖先たちが生活していた場所であり、現在もその魂(マブイ)が鎮まっているところ。その後、祈願の場所(祭祀空間)として位置づけをしてきたといわれてます。

フボー御嶽は、琉球開闢神話にも登場する御嶽で、琉球七大御嶽のひとつといわれている霊所。
男子禁制の聖地とされ、現在は女性も含めて立入禁止とされております。

1923年発行の折口信夫著「琉球の宗教」にも、『(御嶽で)最有名なのは、島尻に於ける久高島、国頭に於ける今帰仁のおとほしであるが・・・』と記されているとおり、この御嶽は往古より知られた聖域だったのでしょう。

まずは、首里への遥拝所であるワカリカサ、玉城への遥拝所があるティリリサカがある入口へ。
入口の先は鬱蒼とした原生林が広がっていてとても神秘的です。

ちなみに、フボー御嶽の名は、聖木であるクバの木が生い茂ることから『クバの御嶽』と称されたことが由来という説があります。

そして、ここがウフウガミと呼ばれる円形の中心祭場へ繋がる参道。
ウフウガミの北側にはイビと呼ばれる小さな香炉があるという。
数メートル先に張り出している大木の下には大きな石が敷かれていて拝所とされています。

御嶽には鳥居や社殿といった人工の物は何もなく、ただ鬱蒼とした森が広がっているだけ。
これこそが、古代から続く祭祀空間だったのであろう。

珊瑚岩の先は立ち入り禁止。
しかし、岩の辺りにしゃがみこんでみると、どういう訳だか優しく生温かい空気がフワッと身体全体を包んでいるような気がしました。

本当に不思議な感覚。
とても心地良く心鎮まる空間にただただ感動。

木々のトンネルの先にはどのような風景が広がっているのであろう。
想像力がどんどん膨らんでいきます。

「初日の出」に照らされた御嶽の森。
緑がとても瑞々しく輝いておりました。
最高の地を巡れたことに感謝です。

次回は、再びイシキ浜へ。